オンライン研究大会のお知らせ

第24回国語教育研究大会のご案内 参加申し込み締め切り間近

主催 日本国語教育学会・ 南部国語の会 

共催 大村はま記念国語教育の会

 「『研究』をしない教師は先生ではないと思います。…子どもというのは『身の程知らずに伸びたい人』のことだと思うからです。…研究をしていて、勉強の苦しみと喜びをひしひしと、日に日に感じていること、そして伸びたいという希望が胸にあふれていることです。私はこれこそ教師の資格だと思います。」という大村先生の「教えるということ」の言葉が甦ってくる。

南部国語の会は、毎月の月例会をもとにこの研究大会を準備してきた。この会を通して、学ぶことの苦しみ、そして少しの喜びを子どもと同じように感じ、この場が、ことばを育てる新しい力となることを願いつつ、ご参加をお待ちしている。

            南部国語の会会長 中山厚子

大会主題

 豊かな言語生活を拓く国語教育の創造   ―「言葉の学び」への自覚が育つ単元学習の開発―

2 日時・方法・参加費

 令和4年6月5日(日)9:30~12:30 

オンライン(ZOOM)開催

 南部国語の会会員2、000円、一般3、000円、学生500円

3 参加申し込み

 事前申し込み制といたします。下記のQRコードよりお申し込みください。 

申込=令和4年6月1日(水)まで 

 入金後、申し込み完了メールが自動送信されます。入金後に完了メールが確認できない場合、まずは迷惑メールフォルダをご確認ください。その上で、完了メールを確認できない場合は、南部国語の会事務局「nanbukokugonokai@gmail.com」へ必ずお問い合わせください。

4 大会内容(変更の可能性があります)

  • 研究協議 
  •  全体会

小学校提案 古川久理子(川口市立新郷東小)

中学校提案 三沢采子(さいたま市立岩槻中)

高校提案  三沼紀子(県立浦和北高等学校)

  •  分科会

【小学校】 

指定討論:

今村久二(日本国語教育学会常任理事)本橋幸康(埼玉大学)青木伸生(筑波大学附属小学校)

【中学校】 

指定討論:

山下直(専修大学)高橋邦伯(本会常任理事)

甲斐利恵子(軽井沢風越学園)

【高等学校】

指定討論:

熊谷芳郎(聖学院大学)初谷和行(武蔵野大学)

  •  全体会

分科会報告と総括(山下直)

  • 講演・展望    オンデマンド配信

【講話Ⅰ】 青木伸生(筑波大学附属小学校)

子どものこだわりの深化を見る

―読むことの学習を通して-

【講話Ⅱ】 甲斐利恵子(軽井沢風越学園)

単元「あれから10年~東日本大震災~」

【講話Ⅲ】 首藤久義(千葉大学名誉教授)

言葉が育つプロジェクト単元

【講話Ⅳ】 甲斐雄一郎(本会常任理事・日本国語教育学会理事長・文教大学)

   国境・地域をこえる学習

~「自己原因性」と「他者原因性」~

【展 望】 桑原隆(日本国語教育学会会長・筑波大学名誉教授)

【所 感】 湊 吉正(本会会長・筑波大学

名誉教授)  ※当日資料

5 その他

・本年度は研究紀要をデジタル (PDF)で刊行します。費用は、参加費に含まれます。 ・事前資料は大会3日前を目安に、入金後に送られる完了メール内に記載された資料フォルダURLにアップロードいたします。 

信州上田大会ご案内

2019年度 大村はま記念国語教育の会 研究大会(信州上田大会)のご案内

主催:大村はま記念国語教育の会 共催:日本国語教育学会 後援:上田市教育委員会 信濃教育会

大会テーマ ;ことばの学び手が育つ国語教室をめざして―あらためて大村はま先生に学ぶ―

日時    2019年10月19日(土)

会場   上田市立第二中学校(上田市大手1-1-45 ℡0268-22-0103)               JR上田駅(新幹線・在来線)より徒歩約12~15分

日 程

     9:20 受付開始

  9:50   開会行事

 10:10   実践研究発表と指導・まとめ

  •  小学校 藤澤直子(上田市立豊殿小学校)

     「相手意識や目的意識を明確に持ち、実感のこもった言葉を表出する授業づくり」

  •  中学校 藤井篤徳(駒ヶ根市立東中学校)

                     「生徒ひとりひとりがそれぞれの視点をもって読み深める授業の実践」

  • 指導とまとめ 伊木 洋(本会理事・ノートルダム清心女子大学)

    11:20   第4回 大村はま奨励賞 授与式

  13:00   研究発表 谷木由利(鳴門教育大学)

                     「大村はま読書生活指導の構造」―『読書生活の記録』を核として―

   13:40   「ふるさと」をめぐる単元の実践報告と話し合い

  •       実践報告 「2年生と6年生が関わりながら進める『ふるさと学習』から」

                       油井玲子(東御市立和小学校)・ 依田健一(同)

  •        指導・まとめと話し合い

                     宮島卓朗(屋代高校附属中学校)・宮澤雅法(上田市立丸子中央小学校)

                     酒井秀樹(本会理事)・柳澤長男(同)・中山厚子(本会常任理事)

  15:10   講演1 苅谷夏子(本会事務局長)

                     「生徒の側から大村国語教室を捉え直す ―何が大事なことだったか―」

   15:50   講演2 桑原 隆(本会理事・日本国語教育学会理事長)

                     「西尾実・倉澤栄吉・大村はまから学んだこと」

   16:40   展望   湊 吉正(本会会長)

 

 会費  一般2500円  会員2000円  学生1000円

 

    参加申し込み

会場準備や資料準備の都合上10月5日(土)までに、次の①②のいずれかの方法で お申し込みください。ただし当日の受付も可能です。

① 郵送の場合

はがきに「信州上田大会参加申し込み」と明記の上、次のお申し込み事項を記し本会事務局までお送りください。

 氏名  所属      会員・理事・一般・学生の別   4 懇親会参加の有無

<郵送先> 275-0013 千葉県習志野市花咲1-20-23  苅谷方  大村はま記念国語教育の会事務局 宛

② メールの場合 

郵送の場合と同じように、上記「お申し込み事項」を次のメールアドレスにお送りください。件名を「信州上田大会参加申込み」としてください。  hokokugo@gmail.com

    懇親会

大会終了後、会場から歩いて7~8分の「高砂殿」で、希望者による懇親会を行います。17:30~19:30の予定で、会費は4000円です。どうぞ奮ってご参加ください。前もっての申し込みが必要です。尚、申し込み後の取り消しは10月9日までにお願いします。終了後、上りも下りも新幹線はあります。

 その他

【昼食について】昼食の斡旋はいたしません。会場周辺の飲食店を利用するか、ご来場の途中、駅周辺のコンビ  ニ等でお求めになることをおすすめします。昼食用のスペースを用意します。

【宿泊】東京周辺からですと日帰りも可能ですので、特に宿泊ホテルの斡旋等はいたしません。もし宿泊が必要でしたら、駅周辺にはホテルがいくつかありますので各自でお手配ください。なお、この時期は紅葉の季節で混み合いますので早めの準備をお勧めします。

広島大会ご案内

平成30年度大村はま記念国語教育の会 研究大会のご案内

主催:大村はま記念国語教育の会  共催:日本国語教育学会

  第15回となる大村はま記念国語教育の会研究大会(広島大会)が10月20日に開催されます。会場は広島大学附属中・高等学校です。このたびの研究大会の主会場として予定している同校講堂は旧制広島高等学校の講堂として1927年に築造され、1945年の被爆後、1961年に附属中高の所管となり、「廣嶋」「ヒロシマ」「Hiroshima」の歴史とともに時を経てまいりました。1980年代には国語科の「主題単元学習」の実践研究に取り組んだ学校で、一人ひとりをいかす国語教育のこれからを皆様と語り合うことを楽しみにいたしております。どうぞ奮ってご参加ください。

1,日 時   平成30年10月20日(土) 9時50分~17時20分(予定)

2,会 場   広島大学附属中・高等学校   〒734-0005 広島市南区翠一丁目1番1号

【広島駅南口から】広電(広島電鉄)電車 5 [比治山下経由]広島港(宇品) 行,宇品二丁目 行

広島バス 31 県病院 行,21-1 広島港 行

【八丁堀・紙屋町から】広電電車 1または3 広島港(宇品) 行,宇品二丁目 行

広島バス 21-1 広島港 行

◆電停(広大附属学校前),バス停(広大附属高校前) 下車すぐ です。

3,日 程

 9;20  受付

9:50   開会行事

10:10 実践研究発表 

1 中学校・「本を読んで語り合う授業をつくる国語科教育実践」

居川あゆ子(東広島市立向陽中学校)

2 高校・「小説『舞姫』冒頭部の映像化」

松岡礼子(大阪教育大学附属高等学校天王寺校舎・広島大学大学院教育学研究科博士課程後期)

11:25 第三回大村はま奨励賞 授与式

11:45 昼休み(全国理事会) 

12:40 総会

13:00 研究発表

  1 「大村はま諏訪高女時代における綴り方コメントの考察

~コメントに表れた言語観・指導観について~」

     片岡 実(広島大学大学院教育学研究科博士課程後期)

  2 「大村はま国語教室における「聞くこと・話すこと」の学習指導の検討

―『新版標準中学国語』(西尾実監修 昭和47年発行 教育出版)を取り上げて―」

伊木 洋(広島大学大学院教育学研究科博士課程後期・ノートルダム清心女子大学)

14:40 講演

1 「大村はま先生に学び実践してきたこと」  世羅博昭(本会理事)

2 「大村はま教室の「自己を育てる」教育の成熟とその成果」 橋本暢夫(本会理事)

16:50 展望 湊 吉正(本会会長)

17:10 閉会行事 

4,会費  一般 3000円   会員 2500円   学生1500円

   会費は当日、受付にていただきます。

 

★参加お申し込み、お問い合わせなどは、本会事務局まで。

資料準備の都合上、1,2のいずれかの方法であらかじめ参加申し込みをお願いします。ただし、当日受付も可能です。         申し込み締め切り 9月28日

1,郵送の場合:郵便はがきに「広島大会参加申し込み」と明記の上、下記お申し込み事項を記し、本会事務局までお送りください。

〒275-0013 習志野市花咲1-20-23 苅谷方 大村はま記念国語教育の会事務局

2,メールの場合:下記お申込み内容を、次のアドレスまでメールでお送りください。

件名は「広島大会参加申し込み」と明記をお願いします。 hokokugo@gmail.com

お申し込み事項 

1,お名前(フリガナ) 2,ご所属  3,会員・理事・一般・学生の別  4,懇親会参加の有無

 

浦和で国語研究会

埼玉 国語教育研究会のお知らせ

「豊かな言語生活を拓く国語教育の創造」

―「主体的・対話的で深い学び」を実現する単元学習― 

第20回国語教育研究会が、さいたま市で開催される。南部国語の会の年間を通じての質の高い研究成果が明らかにされる。ぜひ駆けつけたい。

【日 時】 平成30年6月2日(土) 受付9時~  開会9時20分

【会 場】 さいたま市民会館うらわ7階会議室JR浦和駅 西口 下車徒歩十分

【参加費等】 研究会 3000円  懇親会 4000円  研究紀要 2000円

 

【総合司会】熊谷芳郎(聖学院大学)

◇研究Ⅰ

(1)全体会①

全体司会  山下 直(文教大学・本会理事)

小・実践提案「オノマトペで感じる 私 の生活」 山本賢一(川口市立戸塚北小学校)

中・実践提案「いにしえの心と語らう―桜への思い」 桑島 敦(三郷市立北中学校)

(2)分科会

小・分科会 指導 今村久二(本会理事)   辻美由紀(さいたま市教育委員会)

中・分科会 指導 安居總子(本会理事長) 本橋幸康(埼玉大学)

高・分科会 ラウンドテーブル(話し合い)

「授業を変える単元づくり  ―大きく変わる新学習指導要領を踏まえて」

「現代の国語」の単元づくり 熊谷芳郎(聖学院大)

「言語文化」の単元づくり 山下 直

コーディネーター     初谷和行(武蔵野大)

(3)全体会②(分科会報告及び全体総括)

全体総括  山下 直

《休 憩》『大村はま創造の世界』5巻(DVD放映)

◇講話Ⅰ「単元 フクシマを持ち寄ろう」             甲斐利恵子(港区立赤坂中学校)

◇研究Ⅱ 証言「大村はま先生の最後の単元」

苅谷夏子(本会事務局長)  中山厚子(本会常任理事)

◇講話Ⅱ

「主体的・対話的で深い学びを実現する授業改革―新学習指導要領がめざす方向にそって」

首藤久義(千葉大学名誉教授・本会理事)

◇講話Ⅲ 「単元 『数』の認知的妙味」

桑原 隆(筑波大学名誉教授・本会理事)

◇展望

湊 吉正(大村はま記念国語教育の会会長・筑波大学名誉教授)(紙上)

 

※当日の記録をまとめた「研究紀要」は、申し込まれた方に、9月末頃までにお送りいたします。

【お申し込み・お問い合わせ】

参加申込みの際は、氏名、ご住所、所属の他、懇親会参加の有無、研究紀要申込みの有無をお知らせください。

☆南部国語の会・国語教育研究会事務局

〒330・0045  さいたま市浦和区皇山町25・16 中山厚子

☆大村はま記念国語教育の会事務局  hokokugo@gmail.com

☆南部国語の会 中村敏男   jfmamj20-jasond11@jcom.zaq.ne.jp

29年度研究大会に集おう!

11月12日(日)大田区立石川台中学校での本年度の研究大会が、目前に迫っている。岩手から大分まで、22歳の大学生から92歳の大先輩までが集う会となる。下記の案内をご覧の上、奮ってご参加を。

参加申込みの締め切りは過ぎましたが、受付は続行中です。

29年度研究大会【東京大会】二次案内

 

主催・大村はま記念国語教育の会 共催・日本国語教育学会 後援・大田区教育委員会

大田区立石川台中学校は、不世出の国語教師 大村はまの最後の現場でした。大村国語単元学習はここでその完成形に至りました。ゆかりの学校に集って、大村実践に学び、子どものことばを育てる仕事を一歩進め、一歩深める一日としたいものです。ぜひご参加ください。

 【研究主題】「いきいきとした言語生活者が育つ国語単元学習―大村はまの実践に学ぶ―」

 【日 時】 平成29年11月12日(日) 受付開始9時20分    閉会17時20分

【会 場】 大田区立石川台中学校   〒145-0061 東京都大田区石川町2-23-1

東京都心からはJR山手線・五反田駅で東急池上線に乗り換え。横浜、羽田方面からは蒲田駅で池上線に乗り換え。いずれも乗車約10分で石川台駅下車 徒歩5分。

 

【次 第】         《総合司会》福島滝雄 関 悳(本会常任理事) 

〇開会行事 挨拶 

安居總子  (大村はま記念国語教育の会理事長)          9:50~          池田清恵  (石川台中学校校長)

〇実践研究発表と総括 

           《司会》中山厚子(本会常任理事)     10:10~  

小・山本賢一 (川口市立戸塚北小 第一回大村はま奨励賞受賞者)

 「言葉に細やかに目を向けていくために ~文集交流と『オノマトペ草子』作り~]

中・五味貴久子(筑波大附属中)

 比較・分類・整理の視点を学ぶ「富士山文学事典をつくる」の実践

総括と指導  甲斐雄一郎(筑波大学)

○第二回大村はま奨励賞 授与式                     

昼休み(全国理事会)                         11:45~

大村はま記念国語教育の会総会                     12:40~

○ワークショップ ( 3会場に分かれて )                   13:00~

A,読書会「知を求める人に、仲間を求める人に」   甲斐利恵子(港区立赤坂中)

B,範読・音読「自然な音読、発見の暗誦」      村井万里子(鳴門教育大)

C,大村教室の学習のてびき:使う側から、作る側から    苅谷夏子(本会事務局長)

○石川台の生徒による証言 ―大村教室で得たもの―      14:50~

  内海まゆみ(S49卒・大森六中教諭) 小林亜里(S46卒)苅谷夏子(S46卒)

○講演 桑原 隆 (筑波大名誉教授)             16:05~

 「大村はまの実践:メタ言語認知力を育てる没メタ言語認知的方法」

○展望 湊 吉正 (筑波大名誉教授)            16:50~

○閉会行事                                                                      17:10~

 

《会費・資料費》 当日受付でお支払いください。

    一般 3000円   会員 2500円   学生1500円

 《参加申し込み・お問い合わせ》

資料準備の都合上、1,2のいずれかの方法であらかじめ参加申し込みをお願いします。ただし当日受付も可能です。         

申し込み締め切り  10月31日

下記の申込み内容を、次のアドレスまでメールでお申し込みください。

件名は「東京大会申し込み」としてください   hokokugo@gmail.com

 

大村はま記念国語教育の会 東京大会 参加申込み事項

お名前                お名前(カナ)                

ご住所 〒                                   

 メールアドレスまたは電話番号                           

 ご所属                                  本会理事(   )

・大会に参加    会員(  )一般(  )学生(  ) ・懇親会に参加(   )

・ワークショップの参加希望(いずれかを選ぶ) A  B   C 

 

《ご昼食》石川台駅周辺にも小さな飲食店がありますが、一般参加者には弁当の持参をお勧めします。昼食会場は用意いたします。

《懇親会》大会終了後、会場から徒歩15分の中華レストラン味庵 アジアン(東急目黒線大岡山駅そば 電話03-5754-6074)において懇親会をもちます。ぜひご参加ください。会費は当日申し受けますが、あらかじめ参加申し込みをお願いします。キャンセルは、一週間前(11月5日)までお受けします。それを過ぎた場合は、会費のご負担をお願いする場合があります。会費 4,000円

 

                                               

 

埼玉で第19回国語教育研究会開催

平成29年度 第19回国語教育研究会のご案内

主催 日本国語教育学会・南部国語の会                                共催 大村はま記念国語教育の会

【日 時】 平成29年6月3日(土) 受付9:00~  開会9:20

【会 場】 さいたま市民会館浦和 7階会議室(JR浦和駅西口下車徒歩10分)                  ※昨年までとは会場が変わりました。

◇研究主題 「豊かな言語生活を拓く国語教育の創造」 ―深い学びを実現する単元学習の開発-

【次 第】      <総合司会>  中村敏男(前北本市立東中学校長)

◇開会挨拶 9時20分                                           桑原 隆(筑波大学名誉教授)中山厚子(日本国語教育学会常任理事・大村はま記念国語教育の会常任理事)鯨井幹夫(さいたま市立植竹小学校長)(埼玉県立川口北高等学校長)

◇講話Ⅰ 「フレームリーディングで読みの世界を広げる」

青木伸生(筑波大学附属小学校)

◇研究Ⅰ  実践提案及び研究協議

   全体司会及び総括 山下 直(文教大学)

 ☆小学校 実践提案「読みの観点の習得・活用により思考力を育成し、学習内容の深い理解につなげる文学的文章の学習指導 ―読後感とその理由を考えよう                             阿部慎一郎(春日部市立川辺小学校)

  指導   今村久二(日国常任理事)  本橋幸康(埼玉大学)

 ☆中学校 実践提案「対話的な学びを引き出す学習指導の工夫 ~わたしが見つけた小さな魔法~ (「少年の日の思い出」の実践を通して)」                                  廿樂裕貴(埼玉大学教育学部附属中学校)

「読みたい本をさがそう」  間下智司(毛呂山町立毛呂山中学校)

       指導   安居總子(日本国語教育学会常任理事) 笠井正信(法政大学)

 ☆高等学校実践提案

「古典の学習意欲を喚起するための工夫 ~『枕草子』を読む~」

  青木龍也(川口市立県陽高等学校)

  指導   山下 直(文教大学) 熊谷芳郎(聖学院大学)

< 休  憩 >『大村はま創造の世界』(DVD放映)

   <第7巻「とこしえの扉をたたく旅」>   (12:35~13:15)

☆証言「大村はま国語教室の『読書生活の記録』の実際」 

 苅谷夏子(大村はま記念国語教育の会事務局長) 中山厚子(日本国語教育学会・  大村はま記念国語教育の会常任理事)

◇講話Ⅱ 「思いや考えを伝え合おうとする態度を養う」ために

甲斐雄一郎(筑波大学教授)

◇講話Ⅲ 「芦田恵之助国語教育論の根本に学ぶ ―芦田恵之助の発動的学習論とアクティブラーニング論―」

首藤久義(千葉大学名誉教授)

◇講話Ⅳ 「単元:「雪」―言語認知的諸相」

桑原 隆(日本国語教育学会理事長・筑波大学名誉教授)

◇展望 

湊 吉正(大村はま記念国語教育の会会長・筑波大学名誉教授)

◇閉会

【懇親会】 於「ブラット」(市民会館斜め前)                【参加費等】  研究会…3,000円  懇親会…4,000円  研究紀要…2,000円       ※懇親会のご参加、研究紀要のお申し込みをお待ちしています。

※「研究紀要」は、申し込まれた方に、後日(9月末頃までに)お送りいたします。

【申込方法】

次のEmailアドレスに送信ください。氏名、所属、自宅と勤務先の住所、研究会・懇親会の参加・不参加、研究紀要の発送希望の有無を記したファイルをメールに添付していただくと助かります。

  jfmamj20-jasond11@jcom.zaq.ne.jp  中村敏男

 ・当日の参加申し込みも受付いたします。お誘い合わせのうえご参加ください。「研究紀要」のみの申し込みもお受けいたします。代金と申込書を現金書留で連絡先(南部国 語の会・国語教育研究会事務局)にお届けください。

 

関西大会 12月3日 開催まぢか

関西大会へのお誘い  本会理事 中西一彦

それは横浜から始まった。第十一回横浜大会で行われたシンポジウム「日刊紙発祥の地・横浜から、大村実践に学びつつ、多メディア時代における新聞活用・情報発信の意義と方法を考える」にシンポジストとして登壇されたのが、朝日新聞論説・編集委員の氏岡真弓さん。「『確かさ』をめぐって記者として考えること」という提言がなされた。この氏岡さんの提言に感銘と刺激を受けた一人の実践者がいる。今回の関西大会で中学校実践研究発表者の植田恭子先生である。それ以来、あたため続けていたのが、「わたしたちが創るこれからの教科書」という単元。タブレット端末一人一台環境のもとで三年間学んできた生徒が、これからの時代にどのような力が必要かと考え、自分たちで情報を収集し、教科書を編集する、という魅力的な取り組みである。

横浜大会のシンポジウムで基調報告をなさった橋本暢夫先生には、この関西大会において、「大村はま先生の『自己を育てる』教育の原点」というタイトルで研究発表をしていただく。多くの示唆を与えていただけることだろう。本会事務局長・苅谷夏子さんは「大村国語教室 生徒からの証言」と題した発表をする。

関西大会ではまた、他地域のみなさんにとっては未知の、関西における大村はま先生のお姿をお伝えしたいと考えている。大村はま先生と交流の深かったのが清原久元先生。このお二人に育てていただいた関西の先生たちが様々なエピソードを「平明」という言葉を核に語り合う。

師走ではあるが、ゆったりとした時間の流れの中で共に考え合うひとときとしたい。ぜひお誘いあわせの上、奮ってご参加いただきたい。

第13回 大村はま記念国語教育の会研究大会 ―関西大会―

研究主題 言葉を大事とする国語教室    ―いま改めて大村はま先生に学ぶ―

日時 平成28年12月3日( 土)10:00~17:00  9:30受付開始

会場 関西国際大学尼崎キャンパス  JR尼崎駅より歩5分

[午前の部]

開会行事・挨拶 湊吉正会長 安居總子理事長 高坂誠 関西国際大学副学長

研究発表 「大村はまのカリキュラムマネジメント力」         山口大学 坂東智子

実践研究発表 「インタビュー記事を書こう~今西祐行『ヒロシマのうた』の『語り』を読む~」

大阪市立磯路小学校 高井大輔 

「わたしたちが創るこれからの教科書」 大阪市立昭和中学校 植田恭子

研究協議 指導・浜本純逸 神戸大学名誉教授

[午後の部]

「第一回大村はま奨励賞」表彰式

研究発表 「大村国語教室 生徒からの証言」 本会事務局長 苅谷夏子  

研究発表  「大村はま先生の『自己を育てる』教育の原点」元鳴門教育大学 橋本暢夫

座談会「大村はま先生 関西での回想―清原久元先生と『平明』―」

元羽曳野市立小学校・高嶋幸治 大阪市立玉川小学校・高砂和滋 

 奈良学園小学校・竹野恵子  関西国際大学・中西一彦

展望 本会会長 湊吉正

閉会行事・挨拶 元大阪教育大学 中西一弘

 

閉会後、懇親会を予定しております。

資料代 3000円、学生1000円

お問い合わせ 関西国際大学教育学部教育福祉学科 中西一彦研究室まで

k-nakanishi@kuins.ac.jp FAX 06・6496・4165

または本会事務局まで hokokugo@gmail.com

申し込み締切 11月25日 当日参加受入有り。

平成28年度国語教育研究会報告

平成28年度 第18回 国語教育研究会が6月5日、浦和にて開かれた。集中力を試されるような長い一日であったが、若い参加者も最後まで真剣なまなざしでご参加くださった。以下に簡単な報告を掲載する。

第18回国語教育研究会 研究主題

「豊かな言語生活を拓く国語教育の創造」 ~主体的・協働的な課題追究活動としての単元学習の開発~

 挨拶  

中山 厚子(南部国語の会会長)

…この会場入り口にあるパネル写真は、本会を誕生させてくださった埼玉大学名誉教授の井上敏夫先生、日本国語教育学会会長の倉澤栄吉先生、大村はま先生が平成14年度にこの会のご指導においでくださったときのものです。今日は、故人となられた先生方のお写真もご一緒です。私たちの小さな教室から、未来に生きる人、世界に活躍する人が生まれます。そのためにも、本日が豊かな一日となりますようにどうぞよろしくお願いいたします。

 2 講演Ⅰ「学習者に寄り添った課題とは」

青山由紀(筑波大学附属小学校)

 …知りたい、見たい、聞きたい、読みたい、人に伝えたい、「たい」がたくさん泳いでいる。その後、やり遂げるという「とげ」まで行かないと、次に言語生活に結びついていったり、他の単元に結びついていったりしないのではないか…

3 研究Ⅰ  研究協議Ⅰ 

小学校提案「世界の民話のおもしろいところをしょうかいします!―『三年とうげ(李錦玉)』(光村図書三年下)世界の民話― 」

櫛引千恵(八潮市立八條小学校)

…まず、手立て2です。単元の目標であります、物語の組み立てをとらえるために、p.8のように、民話屏風を作成することにしました。屏風の4つの面と起承転結の4つを組み 合わせ、1曲目に「始まり(起)」、2曲目に「出来事の起こり(承)」、3曲目に「出 来事の変化」、4曲目に「むすび」というように、屏風の4つの面に書いていきます。こ のあらすじを書くときの方法は、白石範孝先生の「~が、~によって、~になる話」を用 いました。中心人物が、出来事によって変化することをとらえるのに、とらえやすいと考えたからです。…

中学校提案①「主体的な読み手を育てる学習指導の工夫―生活読みの理論を根底に―」「演じよう 文学の世界」『故郷(魯迅)』(光村図書三年)

廿樂裕貴(埼玉大学教育学部附属中学校)

…そこで、本単元では、「演じよう 文学の世界」という単元名で、言語活動「脚本を作 り、『故郷』の世界を演じよう」を設定した。…演じるという言語活動は、自己を投影す ることでなり立つものである。したがってルントウが「旦那様!・・・・・・」と言ったのはな ぜなのかという疑問を考えるうちに作品世界に潜っていき、登場人物の内側に入り込んでいくことが生徒たちにもできるだろうと考えた

中学校提案②「言葉に着目した『書くこと』の指導の工夫」

松浦達也(上里町立上里北中学校)

…本授業では、【「ことば」を見つめよう~「折々のことば」より~】というタイトルのもと、「折々のことば」に紹介された梅原猛氏の「これは偉大なる空振りです」という「ことば」に対して、鷲田氏の考えを踏まえて思考し、表現する授業を展開しました。「ことば」に対する生徒の思考を耕すための手引きとして、提案資料の9ページに示したようなものを考えました。「折々のことば」の記事の下に手引きを書いたものを印刷して、生徒に配布しました。…

高等学校提案「源氏物語を読む」古典B

浅見 愛(埼玉県立新座柳瀬高等学校)

…その後ジグソー班になりました。ここで、今回の命題である「源氏物語はなぜ多くの人に読まれてきたのか」を考えました。まず、A・B・C・D班それぞれの情報を共有し、それをメモさせました。その後、命題の理由を文章で考えさせました。…その後、各班の文章を発表するクロストークをしました。最後に、生徒に再び、源氏物語の印象を書かせ、ジグソー法の感想も書かせました。以上が2時間の実践の流れです。

(研究Ⅰ 全体総括) 

山下 直 (文教大学)

…日本国語教育学会で積み重ねて来た単元学習の実践は、正に活動の質をいかに深めていくかということを追究してきたわけです。その意味では、アクティブ・ラーニングは単元学習で蓄積してきた成果と間違いなく繋がっていくものと言えます。

4 研究Ⅱ  証言「大村国語教室の『実の場』の実際Ⅱ」

苅谷夏子(大村はま記念国語教育の会事務局長)

中山厚子(日本国語教育学会・大村はま記念国語教育の会常任理事)

…大村はまの怒りに、いつ火がつくのか。思い返すと全部一つのことに収斂するようです。それは、学ぶということを「実の場」にしたいしたいと願って大村先生が思いつく限りの手立て、心がけ、工夫を集中させて営んでいた教室の中で、私たちが学ぶということの主体性を自ら手放した時です。… (苅谷夏子)

5 講演Ⅱ  「大村はま『私たちの生まれた一年間』のビデオ視聴とコメント」

桑原 隆(日本国語教育学会理事長・筑波大学名誉教授)

…最後の場面で生徒に、大村先生自身が一つの文を作って、「言ってご覧」と言わせていました。あれも大村流の一つです。大村先生はその場で取り上げて指導する。大村先生の授業は、学習材を生徒が作り出していくところに、非常に巧みなところがあるように思います。学習過程の先を見通しているのだと思います。…

6 講演Ⅲ  「オックスフォードから考える『学ぶ』ということ」

苅谷剛彦(オックスフォード大学)     

…あまり素直に受け止めるのではなくて、そこにどんな問題があるのかということを考えるような教師の批判的思考力がとても重要です。素直な教師が、子どもに批判的な思考力をつけることができるのか。自分が批判的な思考力を持っていないのに、人に批判的な思考力を与えられるか、教えられるか。…

7 展望     「対話の特質をめぐって」― 表現・解釈の交替的進展の意義 ―

 湊 吉正(大村はま記念国語教育の会会長・筑波大学名誉教授)

…以上、(1)(2)(3)の境域を基盤として、文化創造の境域が位置づけられることになりますが、これからの日本における言語文化、人間文化の創造と伝承を進めていく上で鍵となるのは、共同体の人々の学習活動、水準の高い教育環境の支えの上に展開されていく人々の学習活動であると考えられます。そこで、そのような学習活動の基本的形態としての意義深い対話の存在が浮かび上がってくるようにみられます。…

参加者の声より

…私は今回の研究会で廿楽先生の研究に注目した。演劇を通して作品理解をすることはとても効果的であり、生徒たちの特性や指導内容によって工夫することで、より充実した授業を構築することができると学んだ。教師が一方的に話す授業だと生徒は表面部分のみの理解に留まりがちだが、演じることによって様々な効果が期待できる。本文の真の面白さに到達でき、その感動を忘れることはないと同時に、他の作品への関心を引き出せる可能性もあるので、素晴らしい工夫であると思う。…  定方 美優希(聖学院大学)

…今回、研究会に参加させていただいて、改めて国語教育の奥の深さと、難しさを感じ、身の引き締まる思いを抱いた。著作物からしか見えてこなかった大村はま先生が、実在の国語教育に人生を捧げた一教師としての人柄を知ることができたのも嬉しかった。「実の場」という言葉を私は、わかったつもりで安易に使っていたと感じずにはいられない。大村先生の「怒りのスイッチ」のエピソードを聞いて、子どもの主体性が「実の場」というものを考えるときのキーワードにもなり、それ自体が最大の教師の役目なのではないかと考えた。今後の授業作りをしていく中で大いに参考となる先生方のお話だった。 加藤 哲郎(三芳町立三芳小学校)

今回の成果と課題より

…また、昨年までに比べて、大学生、大学院生の参加者が大変多くなった。教員を志す若い人たちに、国語科学習指導の理論や実践、また著名な研究者の講演を身近に聞いていただける場を提供することができたことも、研究会の成果の一つである。特に、実践提案やその協議を通して、埼玉県における国語科学習指導の基盤の一つである、井上敏夫先生の「生活読み」の理論について、若い世代の参加者に認識してもらう機会を提供することができた意味は大きい。…  南部国語の会 中村 敏男

…なお、今大会は大学生・大学院生の参加が多く見られた。私の勤務校からも10名の学生が参加した。いずれも教職を目指しているが、研究会に参加するのは初めてという学生たちである。各発表や講演、質疑を通して、多くのことを学びとっていた。それらの学びを語る言葉の端々から、そして、その後の授業に向う態度や発言から、彼ら彼女らが一日で大きく成長したことを感じている。…  南部国語の会 熊谷 芳郎

 

 

研究会開催 迫る

浦和で第18回国語教育研究会 6月5日(日)開催迫る!

浦和での第18回となる国語教育研究会が目前に迫っている。研究主題は「豊かな言語生活を拓く国語教育の創造―主体的・共働的な課題追求活動としての単元学習の開発―。この研究会の母体となっている南部国語の会は、月一度の研究会を重ねている。毎回、6時間ほどをかけて熱気のある討論、検討がなされ、地域の研究グループの意欲的活動として注目に値する。一年のそうした活動を総括するのが、この6月の研究会である。ぜひご参加いただきたい。

【日時】6月5日(日)9時20分~17時

【会場】浦和駅北口パルコ9階 浦和コミュニティセンター 15集会室

講演Ⅰ「学習者に寄り添った課題とは」青山由紀(筑波大附属小)

研究Ⅰ 実践研究・協議

○小学校 「世界の民話のおもしろいところをしょうかいします!」櫛引千恵(八潮・八潮南小)指導・今村久二(日国常任理事)本橋幸康(埼玉大)

○中学校 「主体的な読み手を育てる学習指導の工夫―生活読みの理論を根底に― 演じよう 文学の世界『故郷』魯迅」廿楽裕貴(埼玉大教育学部附属中)・「言葉に注目した「書くこと」の指導の工夫」松浦達也(上里・上里北中) 指導・安居總子(本会理事長)首藤久義(千葉大名誉教授)

○高等学校 「源氏物語を読む」浅見愛(県立新座柳瀬高)指導・甲斐雄一郎(筑波大)山下直(文教大)熊谷芳郎(聖学院大)

(昼休み休憩)

研究Ⅱ・証言「大村国語教室の『実の場』の実際Ⅱ」苅谷夏子(本会事務局長)中山厚子(本会常任理事)

講演Ⅱ・「大村はま『私たちの生まれた一年間のビデオ視聴とコメント』桑原隆(本会理事、筑波大学名誉教授)

講演Ⅲ・「オックスフォードから考える『学ぶ』ということ」苅谷剛彦(オックスフォード大教授)

展望・湊吉正(本会会長・筑波大名誉教授)

参加費は3000円、後日郵送される書き起こし研究紀要は2000円。

今後の実践研究のエネルギーとなることを.期待したい。ぜひご参加を。お問い合わせは下記まで

   jfmamj20-jasond11@jcom.zaq.ne.jp